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【子どもの教育費】サラリーマン家庭のお受験はアリ?ナシ?

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我が家には、幼稚園の年中クラスに通う娘がいます。

閑静な住宅街に住んでいるため、近所には教育熱心なご家庭が多いです。

私立小学校の入試を受けること、いわゆるお受験をする場合は、うちの娘の年齢くらいで塾に通うらしいです。

幼稚園児が塾に通うと聞いただけで眩暈がしそうですが、費用的にはどれくらい必要になるのか調べてみました。

 

<目次>

 

1.私立小学校の学費

私自身は、高校までは公立だったので、私立小学校には馴染みがなく、何となく学費が高そうなイメージだけを漠然と持っていました。

実際はどうなのかと調べてみると、6年間で600万円を超えることも珍しくないようであり、イメージ通りというか、むしろ想像以上に高額な学費に驚かされました。

 

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2.サラリーマンにとって600万円は高いか?

年間でおよそ100万円の学費が掛かるということですが、払えない金額では無いなと思ったのが率直な感想です。

確かにサラリーマンにとって100万円は大金ですが、子どものことを考えて、どうしても必要であると判断すれば、投資すべき金額ではないでしょうか。

ただし、「公立は荒れてそうだから」とか「私立は環境がいいから」といった曖昧な動機で進学させるには、100万円は高すぎると考えます。

(人並みのサラリーマンの金銭感覚で書いてます。)

なぜ子どもを私立に通わせるのか、私立の教育を受けてどのように成長することを期待しているのか、といったことを具体的にイメージすることが大事であると思います。

習い事一つでも真剣に考える必要があると以前に書きましたが、まして6年間通う小学校ともなれば、考えに考え抜く覚悟が必要です。 

www.fujiyama-japan-east.com

 

では、600万円の大金と天秤にかけた時、私立の小学校にどれくらいのメリットがあるのか、私立の小学校を外から見た立場で考えていきます。

内側から見たメリットについては、お受験対策の塾に行けばいくらでも聞くことができますので、私は、お受験部外者の目線で書きたいと思います。

 

3.私立小学校のメリットとは?

私は、高校までは公立でしたが、国立の大学に行ける頭ではなかったので、私立の早稲田大学に進学しました。

国立に比べれば合格難易度が低いとはいえ、楽に行ける大学でもないので、高校時代は塾に通っていました。

国公立と上位私立を目指すクラスに配属されましたが、そこには、地元で有名な私立小学校からエスカレーターで上がってきた同学年の秀才がたくさんいました。

はじめに感じたことは、彼/彼女らは、とにかく知識の量が圧倒的に多い、思考力が格段に高いということでした。

小学生の頃から、ハイレベルな教育を受け続けるのですから、高校生になる頃には、公立の生徒と差がついているのは当然ということでしょうか。

自分の子どもが持っている才能を最大限に引き出してあげたいのであれば、私立の小学校に通わせた方が、その可能性は高くなるでしょう。

一方で、子どもには背伸びせずマイペースに成長して欲しいと考えるのであれば、むしろ公立の方が向いているかもしれません。

というのも、近所に県内トップレベルの私立小学校に通うお子様がいますが、宿題や行事が相当に忙しい様子だからです。

 

4.私立にこだわる必要はあるか?

私の身近にいた私立小学校の卒業生は、たまたま名門校出身の方ばかりだったので、その高い能力や礼儀正しさに感動するばかりでしたが、もう少し全体に目を向けてみます。

 

私の自宅周辺には、徒歩圏に3つの私立小学校があります。

どの小学校も、系列の中学・高校の偏差値が50程度の中堅校です。

登下校する生徒の様子を見て思うことは、「普通の子どもである」ということです。

子どもなんて無邪気なものですから、基本的にはどこの学校に行っても変わらないのでしょう。

そこで一つ思ったことがあります。

「普通の子ども」を育てるなら、公立で十分なのでは?

 

中堅以下の私立小学校に通う子どもの保護者の方は気を悪くされるかもしれませんが、あえて言いましょう。

「同年代の中でトップクラスの秀才に育て上げる」という覚悟がないのであれば、子どもを私立の小学校に行かせるメリットは少ないというのが、私の意見です。

 

5.まとめ

教育費のコストパフォーマンスについて記事を書いていると、子どもの教育を軽視しているように誤解を受けそうですが、そうではありません。

私は、「教育」について真剣に考えています。

常に子どもと同じ目線で、一緒になって頑張ることを心がけています。

教育に熱意を持っており、子どもに愛情を注いでいるからこそ、限られた原資で最大限の教育を受けられるように計画を立てることの重要性を感じているのです。

子どもへの愛情は無限大ですが、お金は有限です。

投資という観点で考えれば、資金管理を怠らず、長期的なビジョンを持って、いつ何に教育費を投資するか判断しなければなりません。

子どもが小さい頃から湯水のように教育費を使い続け、大学に進学する肝心な時期に資金が足りなくなり、奨学金という名の借金を子どもに背負わせるようではいけません。

 

今回は、少し辛辣な意見も書いてしまいましたが、親が子どもに愛情を注いでおり、子どもが幸せであるなら、何事も尊重すべきであるというのが私の基本的な考えです。

世の中のすべての子どもたちが、幸福感を持ちながら自分の才能を開花できることを願っています。

 

以上

 

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